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グルーガンによる接着の強度を決める2つの要素とは?

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工作や手芸、DIYに、一台あると大変便利なグルーガン。

ここでは、グルーガンによる強度を決める2つの要素について説明します。

グルーガンによる接着の強度を決める要素1:グルーガンのノズル温度



グルーガンは、ホットメルト接着材であるグルーステックを加熱するための道具です。

加熱するだけですから、グルーガンそのものが接着の強度を決めるわけではありません。

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しかし、知っておかなければならない点は、グルースティックの方に2種類のタイプがあるという点です。

グルースティックには、グルー(糊)が溶ける温度(融点)によって2つのタイプがあるのです。

  1. 融点が160℃〜200℃位の高温タイプ
  2. 融点が120℃〜130℃位の低温タイプ

なぜ2種類あるかというと、グルーを付ける素材によっては、前者の高温タイプの融点で溶けたグルーを付けると素材そのものが溶けることがあるからです。

そのような場合、後者の低温タイプを使用することになります。

そして接着力という面では高温タイプの方が強いのです。

したがって、接着力を重視するならば、前者の高温タイプを使うことになりますし、その場合、グルーガンも必然的に高温タイプのグルーを溶かすことができるノズル温度のものを選ぶ必要があるのです。

ノズル温度は、スペックとして表示されていると思いますので、購入時に確認しましょう。

グルーガンによる接着の強度を決める要素2:グルースティックの素材



グルーガンには、2種類の融点があることを説明しました。

この他にも、グルースティックには接着の強度を決める要素があります。

それは、グルースティック自身の素材です。

グルースティックの素材は、メーカーによって当然異なりますし、それによって接着強度も変わってくるのです。

ただ、これは実際に使ってみないとわからないですね。それに、使用する素材や接着表面の状況によって大きく変わってくるのは、一般的な接着剤と同じことです。

グルーガンには、使用できるグルースティックの直径が規格で2種類(7mmと11.5mm)と決まっています。そして、使用するグルーガンが例えば7mmの直径のグルースティックに対応するモデルであれば、どのメーカーの7mm径のグルースティックでも使用できます。同じ直径のグルースティックを入手して、いろいろ試してみるとよいでしょう。

ちなみに、グルースティックの直径自体は接着強度には影響しません。1回のハンドルのプッシュでノズル先端からでてくるグルーの量が変わるということです。

グルーガンによる接着の強度を高めるには?

ここまで述べたとおり、接着の強度を高くするならば、高温タイプのグルーガンを選びましょう。

グルースティックの方は、まずは純正(入手したグルーガンが推奨しているもの)でよいでしょう。高温タイプか低温タイプかがパッケージに明確に書いていないこともありますので、間違って購入しないように、最初は標準のものを使用するとよいと思います。

まずはそれで試してみて、次にグルースティックを別のメーカーのものと取り替えてみたらよいかと思います。

また接着時の注意ですが、グルーガンでくっつけたら、しばらく(30秒〜1分くらい)は、部材をしっかり固定しておくことが大事です。

グルーガンを使うと、確かに素早く接着することができますが、やはり接着の基本は接着後しばらく部材を固定しておくことです。30秒〜1分くらいあれば十分固まりますが、それまではしっかり固定しておきましょう。ただし、大変熱いので、やけどにはくれぐれも注意してください。

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